適当に随筆

日々の生活で思ったことを適当に書いていきます。

ちゃんとする。

 激務が終わった。

 

今の会社に入ってから、時折発生する激務。

年に1.2回はある。

終わるとなぜか無意味に成長した気分になるのがこの激務の特長だ。

 

多分、恐らくはしているのだろうし。

 

今回の激務はいつもの激務とはランクが違った。

 

いつもの激務は、まあ忙しいだけの激務なのだが、

今回は「ちゃんとしなきゃいけない」激務だった。

まあ、働く場所が場所なので、ものすごくちゃんとしていなきゃいけなかった。

 

少なくとも、働いている間は可能な限りちゃんとしていたと思う。

 

背筋伸ばして、綺麗な言葉使いで、可能な限り親切に。

 

今までの俺の人生の中で、あれほどちゃんとしていた自分は存在していないだろう。

そう言い切れるほどにちゃんとしていた。

そう確実に言い切れるだろう。

 

激務が終わったと同時に自分も「ちゃんと」出来るんだ、とそう思った。

今までも、社会人としてはある程度はちゃんとしていたと思うが、ちゃんとのクラスが段違いだった。

 

正直、空気が違うので立ってるだけで気を張らなきゃいけないので物凄く気が疲れた。

廻りが全部知らないことだらけだったので、一から全部覚えて、常識の再構築が最初の仕事だった。

周りの人たちは全部、ちゃんとした人達ばかりだったので、皆親切に教えてくれた。

教えてくれないものは、見て覚えた。

皆が皆、仕事をちゃんとする為に、一定のルールの中で、ちゃんとした商売をしていた。

そりゃもうあんな場所で働いているんだから当たり前の事だろう。

完璧に出来上がっていた。

その中で完成度の低い我々は苦戦することになるのだが、まあ、職種が違うので当たり前の事だろう。

 

一流の建築士が一流の図面を引けたとしても、一流の大工の真似事は出来ないように。

一流の音楽家が、一流のスポーツ選手ではないように。

一流の棋士と一流のフュギュアの選手が別人のように。

 

求められるスキルが違うのだ。

 

スキルは違っても応用は効く。

他で培ったノウハウは生かす事が出来る。

 

例えば、俺が文章を読みなれてて書きなれているからすらすらと苦も無く長文を量産できるように。

 

俺が、仕事場に来る人の多さに呆れていると、一緒に働いていた人が

「普通の人は休日になると何処かにお出かけするんですよ」

と、どちらかというとインドア派に所属する俺に呆れたように言っていた。

生きる事に対する目的、求めているものが違うので一概にはそう言えない。

年末の東京ビックサイト行ってみろコラア、と言い返したかったが、そもそも8月と12月に東京ビックサイトに行っても特にやる事が無いので、行った事が無いのは内緒だ。

 

価値観、価値認識、生きる事に対する目的。

何がしたいのか、何を求めているのか。

 

楽しさ、気持ちよさ、居心地。

愛しさと、切なさと、心強さと。

 

……最後のは違います。

 

 

最初は点だった。

 

 

点は増えれば線になる。

 

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線が増えれば三角に。

 

 

そして四角をへて。

 

 

立方体になり、面積が増え続ける。

 

まさかあの町でランチを食べて千円切るとは想像してなかった、当然ながら味もいい。

当たり前のことだが、経験しなければ知りようもない。

 

した方がいい経験と、しない方がいい経験。

特になる経験と特にならない経験。

俺の飲酒は特にならない経験。

スイッチには、普通にオンオフ可能なスイッチと、一度入れると壊れて戻らなくなるものがあるのです。

そういうスイッチにはなるべく最初から触らない方がいい。

 

家に炊飯器が無いからお鍋でご飯を炊くんです。

そう言っていたあの人は、もうご飯を炊いたのだろうか。

 

人はいる、溢れる程に。

今日もあの場所でも、遊園地でも、行楽地でも人が溢れている。

 

縁。

 

繋がり。

 

人は生きる、人と生きる。

 

人が一人では、生きる事は難しいから。

 

色々な人がいる、今日も何人か生まれ、何人か死ぬのだろう。

確か神話では1000人死んで1500人生まれるのだったか。

 

久々に、文章を書いた。

書く時間も、余裕もなかった。

まだ少し、疲れている。

 

歩き続けて何処まで行くの。

 

昔、小林幸子がうたっていた歌。

 

本当に、何処まで行けばいいんだろうか。

本当に、遠い所まで来た気がする。

 

体はいつもと同じ場所。

心の場所が違うのだろうか。

気持ちの位置、経験値。

 

思えばいつもはぐれメタルばっかりと戦ってた気がする。

逃げ出さないはぐれメタルと。

今回のはメタルキングだった。

毎日逃げ出さないメタルキングを1ポイントづつ削って、倒せる日と倒せない日があった、翌日もHPはそのままだったから気が付いたら倒していて、すぐに新しいメタルキングが現れていた。

偶には起き上がって仲間になりたそうにこちらを見ていたりするが、

面倒なのでいつも「いいえ」を選択している。

 

そんな生活。

 

この世界には秘密がある。

 

知っている人間と知らない人間。

 

事実がある。

事実は事実だ。

 

それに対してだから何?オチは?

それを求めるのはナンセンスなのかもしれない。

人は答えを知りたがる。

何かに対しての答えを。

 

答えなんて無いのに、事実しかないのに。

 

確かにオチがあった方が面白いが、面白いかどうかなんて感情のひと振れにしかならない、確かに感情が振れるのは大切だと思う。

プラスの感情が振れると日常が鮮やかになる。

ただそれだけの意味で。

 

昔、感情が死んでいた男は、そう、思う。

 

全ては、総轄的に、均一的に、同じなのだ。

あえてわかりやすくするために、分類し、区分される。

他人と共有する為に。

 

自分で理解するだけならば、分ける必要などひとかけらも無いのだから。

 

世界はきっと、そういう風にできている。